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2種類の税理士


企業の数字を知る存在として顧問税理士がいます。税務の専門家である税理士の多くは経営に関する知識を持たず、
顧問先の財務が毀損し、資金繰りが悪化しても、それを改善のための支援を行えずにいます。

財務改善は、「現状把握」「問題抽出」「解決策検討」というプロセスによって行います。

現状把握を正確にを行わなければ、問題抽出が行えません。
そのため自社の現状を表す試算表はタイムリーに作成されなければならなりませんが、試算表の作成に翌2・3ヶ月かかる税理士も存在します。

試算表の作成に数カ月かかっていたとしても、経営者が問題意識を持たなければ、それを変えることができません。

ただし、経営者自身でそのことに気づき、それを変えることは困難なので、他の人が教える必要があります。
一方で、試算表を翌月中旬に作成し、毎月事務所を訪問し、会議に出席し、業績の改善について話合う税理士もおります。顧問先の目標を共有し、法律の範囲内で決算対策を行いより良い決算書を作成してくれます。

このような2種類の税理士が存在することを知った経営者は、前者のような仕事の税理士に不満を持つようになります。
弊社が顧問として支援することきっかけに顧問税理士を変更した社長は、
「以前の税理士は何もしてくれなかったが、それが当たり前と思っていた。3か月前の試算表を見ても何も対応できないことが今ならわかる」と話されます。

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