企業経営の原則は、継続です。
企業が倒産する原因は、赤字でも債務超過でもなく、資金ショートです。
資金ショートとは、お金が不足し支払い・返済が出来なくなることです。
最高益の翌年に倒産した企業の事例もあります。
「利益=企業に残るお金」と間違った理解をすると、資金繰りに苦労し、その原因を抽出することが出来ません。
「利益は出るのに金が無い」と悩まれる社長は多くいます。
中小企業の決算書では、お金の入りと出が見えません。
決算書では見えない企業の金の入りと出を見るのは、「現金損益®」という独自の経営指数です。
現金損益®とは、損益計算書の最後に残る利益に現金支出のない経費である減価償却費を加えた金額に
損益計算書に表れない現金支出、生命保険の資産計上額と借入金元本返済額を引き金額です。
この計算によって、一定期間でお金が増えたのか減ったのか見ることができます。
現金損益®を知ることで多くの社長の悩みである「儲かっているけどお金がない」を改善することが可能になります。
企業に残るお金が増えると、資金ショートのリスクは低下し、企業の価値が上がります。